~事件~
千葉県香取市在住の大学生A君は、千葉県内の大学に通っています。
ある日、A君はインターネットを通じて洋服を購入しましたが、写真でみたデザインやサイズに違いがあり販売会社に問い合わせをしました。
販売会社からは、注意事項に写真と違うことがあると記載していると回答があり、A君が返品を要求しても応じてくれませんでした。
そこでA君は、販売会社の悪口や名誉を毀損する内容の書き込みをインターネットの掲示板上に行いました。
書き込みを確認した販売会社は、警察に書き込みを通報し千葉県香取警察署が捜査した結果A君が書き込んだ内容であることが判明し、A君は逮捕されることになりました。
A君の両親は、被害者への謝罪と一刻も早い釈放を求めて弁護士に相談しました。
(実話を基にしたフィクションです)
【書き込み】
インターネット上の掲示板やSNSに相手を誹謗する書き込みをした場合、名誉毀損罪に該当する可能性があります。
名誉とは、対象となる人・会社・団体等の真価や社会的地位等を指し、名誉毀損の対象となるのは社会的地位や評判です。
対象となる名誉について、不特定多数の者に対して名誉を害する内容を公表・伝達した場合に名誉毀損となる可能性が高くなります。
また、名誉毀損に該当しない場合でも、侮辱罪や偽計業務妨害等の類似の刑法に該当する可能性があります。
【名誉毀損の弁護活動】
名誉毀損の弁護活動としては、被害者との示談が効果的と言われています。
仮に、名誉毀損で逮捕後に正式に起訴され有罪判決を受けると「3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金」が科せられることになります。(刑法第230条1項)
警察に通報される前であれば、示談することで刑事事件化を防ぐ可能性が高くなります。
また、捜査機関が介入する事態となり、自身が家宅捜索を受けたり、逮捕されたりした場合でも、示談することで最終的な刑事処分が軽くなる可能性が出てきます、
事件毎に対応が異なるため、詳しくは刑事事件に強い弁護士に相談することをお勧めします。
千葉県香取市の刑事事件でお困りの方、ご家族やご友人が書き込みで逮捕された方は弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
初回相談料:無料
千葉県香取警察署までの初回接見費用:弊所までお問合せください