自動車で死亡ひき逃げ事件

~事件~
千葉県野田市在住のAさんは、友人達と食事に出かけ、食事の場で飲酒しました。
Aさんは食事に車で来ていたため、代行業者を呼ぼうとしましたが、年末年始で業者の予約が取れず、自身で車を運転して帰りました。
運転中に「ドン」という衝撃音がしましたが、酒に酔っていることもあり、Aさんは衝撃音に気を留めることなくそのまま走り続けました。
帰宅した翌日、Aさん自宅に野田警察署の警察官が訪れ、「昨日自動車を運転していた件で聞きたいことがある」と告げられ、事情聴取されました。
その後、Aさんが聞いた衝撃音は人をはねた音であることが発覚し、更に被害者が死亡していることからAさんはひき逃げで逮捕されることになりました。
(実話を基にしたフィクションです)

【死亡ひき逃げ事件】


まず、ひき逃げにあたる行為について説明します。
代表的なものとしては
事故現場から立ち去る
負傷者を救助しない
警察に報告しない、警察が到着するまでその場にいない
等があります。
それぞれ法律で定められている行為に違反するもので、例えば道路交通法第72条2項に負傷者を救助しなければならないと定められています。

【死亡ひき逃げ事件の刑事罰】


ひき逃げは各種法律に違反することになります。
上記Aさんの場合で考えると、飲酒した状態で運転していたことが危険運転致死傷罪に該当します。
危険運転致死傷罪の刑事罰は、「20年以下の懲役」と定められており(怪我に留まった場合は15年以下の懲役)、悪質な場合には殺人罪が適用される可能性もあります。
上記Aさんのケースでは、実刑判決を受ける可能性が極めて高い事件で、執行猶予判決の獲得は極めて困難と言えます。
ただし、被害者と示談が成立している場合や、反省の態度が見える場合には、懲役の年数が軽減される可能性はあります。
ですので、一度弁護士に相談し対応を依頼することをお勧めします。

千葉県野田市の刑事事件でお困りの方、ご家族やご友人が死亡ひき逃げ事件を起こした方は弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
初回相談料:無料
千葉県野田警察署までの初回接見費用:39,600円

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