Author Archive
強盗致死傷で死刑判決②
強盗致死傷で死刑判決②
~事件~
千葉県香取市在住のAさんは、千葉県内の会社に勤務するサラリーマンです。
強盗致死傷罪で死刑判決を受けたAさんは、拘置所で死刑執行までの日々を過ごしていました。
ある日、裁判で弁護を担当していた弁護士から「新しい証拠がでた」と聞かされました。
今後の進展によっては、再度裁判が開かれる可能性があると知ったAさんは、弁護士に再審請求の対応を依頼しました。
(実話を基にしたフィクションです)
【死刑が執行されるまでの流れ】
死刑判決が確定した場合、死刑の執行は法務大臣の命令によって執行されることになります。
死刑執行の命令は、法律上判決が確定した日から6か月以内と定めれれていますが(刑事訴訟法第475条)、実際には6か月以内に死刑が執行されることは稀有な事例と言われています。
これは、法務省が刑事訴訟法第475条を訓示規定という解釈をしており、必ず守らなければならないものではないとしていることが影響しています。
実際に死刑が執行されるまでには、5年以上かかると言われており、法務省が死刑執行を慎重に判断していることが理由とされています。
死刑執行は、刑法第11条で絞首刑と定められており、法務大臣の死刑執行命令があった時から5日以内に執行されることになります。
【死刑執行が遅くなる理由】
法務省が死刑執行を慎重に判断している理由としては、死刑執行を覆す理由が残っているためです。
具体的な方法としては
・再審請求(証拠の信用性が疑われる場合等に、判決を取り消し、再度裁判を開く)
・上訴権回復請求(上訴できなかった場合に上訴権を回復する権利)
・非常上告(判決が法令に違反しているとき、検事総長が是正を求める)
・恩赦(刑罰を軽減すること)
があります。
死刑囚や死刑囚の弁護士・支援者側が再審請求をすることがあり、実際に冤罪事件で再審請求が認められたケースもあります。
法務省としては、これらの制度があることから死刑には慎重になっていますが、あくまで法務省と法務大臣が死刑執行を判断するため、再審請求中であったとしても死刑が執行されることもあります。
実際に、昨年再審請求を申し立て事実認定に誤りがある可能性が認められた事件でも、再審請求中に死刑囚に対し死刑が執行されました。
初回相談料:無料
千葉県香取警察署までの初回接見費用:弊所までお問合せ下さい
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所 千葉支部は、刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う弁護士事務所です。
刑事・少年事件を数多く扱ってきた実績を活かし、相談者様、依頼者様の不安を解消することに努めます。刑事・少年事件に精通した弁護士、職員が連携をとることで、迅速・綿密な弁護活動を提供します。
当事務所では初回無料法律相談サービスを実施しております。また、土日祝日、夜間でも法律相談・接見面会の受付が可能です。お困りの際には、ぜひご相談ください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部 弁護士紹介
強盗致死罪で死刑判決①
強盗致死罪で死刑判決①
~事件~
千葉県白井市在住のAさんは、両親が経営する会社に勤務する会社員です。
ある日、会社の経営が厳しいことから両親が知人宅に強盗に押し入る計画を立てていることを知り、Aさんはその計画に参加しました。
知人宅に押し入ると、VさんとVさんの妻、Vさんの子供と鉢合わせてしまい、全員を殺した上で金品を奪い逃走しました。
警察の捜査で、AさんとAさんの両親の犯行が明らかとなり、Aさんは強盗殺人罪で起訴されることになりました。
その後の裁判で、AさんがVさん家族を殺害したことが明らかになり、第一審でAさんに死刑判決が言い渡されました。
(実話を基にしたフィクションです)
【死刑制度】
死刑とは、懲役や罰金と並ぶ刑事罰の一種で、犯罪を犯した者の生命を絶つ刑事罰です。
極刑とも呼ばれ、日本の刑法上規定されている刑事罰としては最も重い刑事罰と言われています。
死刑の対象となるのは、強盗殺人や殺人、内乱罪等で、刑法上に死刑が規定されており、犯行の態様によって死刑や無期懲役の判断が下されることになります。
殺人の場合でも、犯行動機や被害者の数によって死刑や無期懲役の判断が分かれることがあり、また第一審と控訴審と上告審でも判断が違うケースもあります。
昨年、大量殺人に関与し死刑判決が確定した受刑者の死刑が執行され、死刑についてテレビや新聞で連日報道され世間の関心を集めました。
【死刑判決が下ると】
死刑判決が確定するまでは、通常の刑事事件と同様に勾留が続くことになり、その間は弁護士や家族、知人等と面会することは可能です。
一方、死刑判決が言い渡され判決が確定すると、拘置所で死刑執行まで過ごすことになり、基本的に近い親族や弁護士等に限って面会することが可能になり、友人やその他の知人に関しては各拘置所の裁量となっています。
懲役刑と異なり、死刑で罪を償うため拘置所にいる間は大半が自由な時間を過ごすことになります。
千葉県白井市の刑事事件で弁護士をお探しの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
初回相談料:無料
千葉県印西警察署までの初回接見費用:弊所までお問合せ下さい
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所 千葉支部は、刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う弁護士事務所です。
刑事・少年事件を数多く扱ってきた実績を活かし、相談者様、依頼者様の不安を解消することに努めます。刑事・少年事件に精通した弁護士、職員が連携をとることで、迅速・綿密な弁護活動を提供します。
当事務所では初回無料法律相談サービスを実施しております。また、土日祝日、夜間でも法律相談・接見面会の受付が可能です。お困りの際には、ぜひご相談ください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部 弁護士紹介
前科を防ぐ弁護士
前科を防ぐ弁護士
~事件~
千葉県鴨川市在住のA君は、千葉県内の大学に通う大学生です。
A君は、就職活動の結果、大手企業から内定を貰い残りの大学生活を楽しんでいました。
ある日、A君は友人達と食事に出かけ店をでたところ、酒に酔った通行人に因縁をつけられ喧嘩に発展しました。
警察が駆け付け、A君は取り調べを受け、その後警察からVさんが怪我を負ったと知らされました。
このまま傷害罪で逮捕されることになり、報道されたり前科が付くと就職に影響がでると考えたA君は、両親と共に刑事事件に強い弁護士に相談しました。
(実話を基にしたフィクションです)
【前科と前歴の違い】
テレビのニュースや新聞報道で、前科や前歴という言葉を見かけるときがあると思います。
前科と前歴という言葉は、法律上で定義されている言葉ではありませんが、一般的に用いられている言葉です。
まず、前科は刑事事件で有罪判決や執行猶予判決、罰金刑等の刑事処分が下されたを指します。
前歴は、警察等の捜査機関から刑事事件の被疑者として捜査や取り調べを受けたことを指します。
これらの情報は、基本的に開示されていない情報で、捜査機関が厳重に管理しています。
【前科を防ぐためには】
就職や資格試験の際に、前科や前歴があるかどうかが重要になる場合があります。
例えば、国家公務員や地方公務員は前科がある場合、仕事に就けない可能性があります。
また、就職に関しても、高度な倫理観が求められる仕事(金融行や警備業)に就くことも難しくなる可能性があります。
前科の申告を求められ、前科はない等の虚偽の申告をして就職すると、後に前科が発覚した場合にトラブルに発展するケースもあります。
すべての刑事事件で前科を防ぐ(不起訴処分獲得等)ことはできませんが、事件によっては被害者と示談することで前科を防ぐことが可能になります。
前科を防ぎたいと考えている方は、一度刑事事件に強い弁護士に相談した上で事件対応を依頼することをお勧めします。
千葉県鴨川市の刑事事件で弁護士をお探しの方、ご家族やご友人の前科を防ぎたい方は弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
初回相談料:無料
千葉県鴨川警察署までの初回接見費用:弊所までお問合せ下さい
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所 千葉支部は、刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う弁護士事務所です。
刑事・少年事件を数多く扱ってきた実績を活かし、相談者様、依頼者様の不安を解消することに努めます。刑事・少年事件に精通した弁護士、職員が連携をとることで、迅速・綿密な弁護活動を提供します。
当事務所では初回無料法律相談サービスを実施しております。また、土日祝日、夜間でも法律相談・接見面会の受付が可能です。お困りの際には、ぜひご相談ください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部 弁護士紹介
営利目的の大麻栽培
営利目的の大麻栽培
~事件~
千葉県市原市在住のAさんは、過去に大麻取締法違反で逮捕され、現在執行猶予中です。
以前勤めていた会社も退職し、お金に困ったAさんは大麻を栽培し、売り捌くことで生活費を稼ごうと考えました。
自宅で大麻を栽培し、インターネット上の掲示板で買い手を募集し実際に販売していました。
手元に資金ができたことで、Aさんは自宅ではなくビルの一室を借り、半年間大量に大麻を栽培し続けていました。
しかし、最終的に捜査機関の知るところとなり、Aさんは逮捕されることになりました。
(実話を基にしたフィクションです)
【営利目的の大麻栽培】
大麻の栽培に関しては、大麻取締法で許可を得ていない農家以外は認められていません。
ですので、許可されていない人が大麻を栽培した場合には、大麻取締法違反となります。
営利目的の大麻栽培で逮捕され、起訴後に有罪判決を受けると、「10年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金又は懲役と罰金の併科」が科せられます。
【執行猶予中の再犯】
執行猶予中に再度犯罪を犯し、刑事罰(懲役)が確定すると、猶予されていた刑事罰と合わせて刑務所に服役することになります。
執行猶予中に営利目的の大麻栽培で逮捕されると、実刑判決を受ける可能性が極めて高くなります。
なぜなら、営利目的の大麻の栽培は、初犯でも実刑判決を受ける可能性が高く、また同じ犯罪(大麻取締法違反)の前科・前歴がある場合には尚更です。
また、逮捕から刑事罰が確定するまで身体拘束される可能性が高く、接見禁止(弁護士以外面会できない状態)となることもあります。
刑事事件に強い弁護士であれば、保釈や接見禁止の解除に動き、保釈決定や接見禁止解除を獲得することもできます。
ですので、営利目的の大麻栽培やその他の薬物事件でお困りの方は一度刑事事件に強い弁護士に相談し、事件対応を依頼することをお勧めします。
千葉県市原市の刑事事件でお困りの方、ご家族やご友人が営利目的の大麻栽培で逮捕された方は弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
初回相談料:無料
千葉県市原警察署までの初回接見費用:37,300円
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所 千葉支部は、刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う弁護士事務所です。
刑事・少年事件を数多く扱ってきた実績を活かし、相談者様、依頼者様の不安を解消することに努めます。刑事・少年事件に精通した弁護士、職員が連携をとることで、迅速・綿密な弁護活動を提供します。
当事務所では初回無料法律相談サービスを実施しております。また、土日祝日、夜間でも法律相談・接見面会の受付が可能です。お困りの際には、ぜひご相談ください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部 弁護士紹介
悪質な客引きで逮捕
~事件~
千葉県いすみ市在住のAさんは、千葉県内のガールズバーに勤務する従業員です。
Aさんは、夕方から深夜にかけて、店舗の前で通行人に対して声を掛け、ガールズバーへの来店を促していました。
当初Aさんは、過度の客引き行為は逮捕される可能性があることを認識し、条例の範囲内で呼び込みを行っていました。
しかし、Aさんの呼び込みでは来店が少なく、来店ノルマを達成していないことを上司に叱責されたAさんは焦りを感じていました。
ある日、Aさんは通行人に執拗に来店を呼びかけ、50メートル程ついていったところで、警察官に呼び止められました。
Aさんは、警察から事情を聴かれ、最終的に逮捕されることになりました。
(実話を基にしたフィクションです)
【悪質な客引き】
週末に繁華街を歩いていると、居酒屋やガールズバー、ホストクラブの来店を勧誘されることがあります。
中でも、キャバクラやガールズバー、マッサージと称した性風俗店の客引きは執拗と言われ、来店した結果高額の料金を請求されたということも数多く報告されています。
客引きを行っている人は、通称「キャッチ」と呼ばれ、店舗に客を引き入れ、客の利用料金の一部が報酬と言われ、客引きに躍起になると言われています。
悪質な客引きを防止し、トラブルを減少させるため、各都道府県の条例で厳しく取り締まりが行われ、千葉県でも迷惑防止条例で客引き行為は禁止されています。
【客引きの刑事罰】
千葉県内の客引き行為で逮捕され、正式に起訴後に有罪判決を受けると、「50万円以下の罰金又は拘留若しくは科料」が科せられることになります。
実際には、余程悪質な場合でなければ逮捕されることは少ないと言われ、警察官からの注意や事情聴取のみで終了することもあります。
一方で、犯行が悪質でない場合でも、過去に客引きで警察に注意されたことがある場合や、トラブルに発展した場合には逮捕される可能性が高くなります。
逮捕された場合には、弁護士に相談した上で適切な対応を取ることをお勧めします。
千葉県いすみ市の刑事事件でお困りの方、ご家族やご友人が客引きで逮捕された方は弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
初回相談料:無料
千葉県いすみ警察署までの初回接見費用:弊所までお問合せ下さい
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所 千葉支部は、刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う弁護士事務所です。
刑事・少年事件を数多く扱ってきた実績を活かし、相談者様、依頼者様の不安を解消することに努めます。刑事・少年事件に精通した弁護士、職員が連携をとることで、迅速・綿密な弁護活動を提供します。
当事務所では初回無料法律相談サービスを実施しております。また、土日祝日、夜間でも法律相談・接見面会の受付が可能です。お困りの際には、ぜひご相談ください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部 弁護士紹介
少年が覚せい剤製造
少年が覚せい剤製造
~事件~
千葉県南房総市在住の少年A君は、千葉県内の高校に通う学生です。
A君は、化学に興味があり、自身で薬品が作成できないかと考え、インターネットで薬品の作成について検索しました。
インターネットで覚せい剤の製造方法を見つけたA君は、薬品を集め自宅で製造し、その様子をインターネット上に公開しました。
A君が公開した動画は、多くの再生数を記録するとともに、視聴者から警察に通報されることになり、警察が捜査する事態となりました。
A君は、自身の犯行は発覚しないだろうと考えていましたが、ある日警察がA君の自宅を訪れ家宅捜索を行い、パソコンやノートが押収されました。
パソコンの中から覚せい剤を作成する動画が保存されており、最終的にA君は逮捕されることになりました。
(実話を基にしたフィクションです)
【覚せい剤の製造】
最近、覚せい剤を製造したとして、少年が逮捕されたという報道がありました。
報道によると、少年はインターネットで覚せい剤の製造方法を知り製造したと言われています。
覚せい剤の製造方法については、市販の医薬品から製造することができる等の大まかな情報しか記載されていませんが、特殊なサイトには詳細な覚せい剤の製造方法が記載されていると言われています。
海外ドラマで、主人公が覚せい剤を製造する様子を描いたドラマが反響を呼びんだこともあり、興味を抱いた人も多いです。
ただし、興味本位であったとしても、覚せい剤を製造することは覚せい剤取締法違反となります。
【覚せい剤製造の刑事罰】
成人の場合、覚せい剤の製造で逮捕され、正式に起訴後に有罪判決を受けると「1年以上の有期懲役」が科せられることになります。
また、営利目的が認められた場合には、「無期若しくは3年以上の懲役又は情状により1000万円以下の罰金を併科」が科せられることになります。
少年の場合には、成人の量刑に準じて家庭裁判所の処分が下されることになり、場合によっては家庭裁判所から検察に事件が送られ通常の刑事事件の流れが取られる場合もあります。
事件毎に対応方法が異なりますので、詳しくは少年事件に強い弁護士に相談することをお勧めします。
千葉県南房総市の少年事件で弁護士をお探しの方、子供が覚せい剤の製造で逮捕された方は弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
初回相談料:無料
千葉県館山警察署までの初回接見費用:弊所までお問合せ下さい
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所 千葉支部は、刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う弁護士事務所です。
刑事・少年事件を数多く扱ってきた実績を活かし、相談者様、依頼者様の不安を解消することに努めます。刑事・少年事件に精通した弁護士、職員が連携をとることで、迅速・綿密な弁護活動を提供します。
当事務所では初回無料法律相談サービスを実施しております。また、土日祝日、夜間でも法律相談・接見面会の受付が可能です。お困りの際には、ぜひご相談ください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部 弁護士紹介
刑事事件の司法取引②
~事件~
千葉市緑区在住のAさんは、千葉県内の会社に勤務する会社員です。
Aさんの勤務する会社は、風俗店を経営する傍ら大麻や覚せい剤の密売に関与していました。
Aさんは、これ以上薬物の密売に関与すると、いずれ逮捕され懲役になるのではと考え会社を辞めたいと考えていましたが、会社を辞めることを言い出せずにいました。
ある日、インターネットのニュースに日本版の司法取引が始まるという記事があり、詳しく調べると薬物犯罪も司法取引に該当することが分かりました。
Aさんは、刑事事件に詳しい弁護士に相談し、司法取引が可能かどうか相談しました。
(実話を基にしたフィクションです)
【日本版司法取引の特徴】
日本で司法取引が導入された背景としては、組織犯罪や企業犯罪へ厳しく対応するためと言われています。
暴力団や犯罪組織が関与している薬物事件や詐欺事件(特殊詐欺等)は、実行役の被疑者を逮捕して取り調べをしたとしても、指示役や犯罪組織の上層部の情報まで聞き出すことが難しいと言われています。
後に仕返しを受ける恐れがあることや、正直に話したとしても大幅に刑事罰が軽減されないこともあり、犯罪捜査が難航しているケースがあります。
そこで、司法取引で刑事罰を軽減する見返りとして犯罪組織の情報を聞き出し、犯罪の撲滅に繋げる狙いがあります。
また、企業犯罪では、巨額の脱税や役員の不正な支出等を申告しやすくし、経済犯罪の解明につなげる狙いがあります。
実際に、昨年企業が起こした不正事件で司法取引が適用されたとされる報道があり、今後も司法取引の適用が拡大していくと言われています。
【日本版司法取引の問題点】
司法取引が拡大する一方で、問題点も指摘されています。
代表的な問題点としては
・犯罪の証拠が供述(被疑者や参考人の発言)に偏り、客観的証拠(証拠となる資料や物)が軽視される可能性がある。
・関係のない人が巻き込まれ、冤罪のリスクが高くなる
がありあます。
また、企業が社員に責任を擦り付けることも可能になるため、社員が個人で刑事罰を受ける可能性もあり、今後慎重な運用が必要と言われています。
実際に、司法取引を利用し刑事罰の軽減を受けたいと検討されている方は、一度弁護士に相談することをお勧めします。
千葉市緑区の刑事事件で弁護士をお探しの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
初回相談料:無料
千葉県千葉南警察署までの初回接見費用:37,700円
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所 千葉支部は、刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う弁護士事務所です。
刑事・少年事件を数多く扱ってきた実績を活かし、相談者様、依頼者様の不安を解消することに努めます。刑事・少年事件に精通した弁護士、職員が連携をとることで、迅速・綿密な弁護活動を提供します。
当事務所では初回無料法律相談サービスを実施しております。また、土日祝日、夜間でも法律相談・接見面会の受付が可能です。お困りの際には、ぜひご相談ください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部 弁護士紹介
刑事事件での司法取引
~事件~
千葉市稲毛区在住のAさんは、千葉県内の会社に勤務するサラリーマンです。
Aさんは、勤務する会社で経理部門の役員を務めており、会社の財務状況について管理していました。
ある日、AさんはAさんの部下から不正な支出があるとの報告を受け、調べた結果社長が不正に資金を使い込みしていることが発覚しました。
また、会社として脱税していることも判明し、Aさんは自身が逮捕されるかもしれないと感じ、一度刑事事件に強い弁護士に相談しました。
弁護士と相談していると、最近司法取引の制度が出来たことを知り、Aさんは司法取引を含めた事件対応を弁護士に依頼しました。
(実話を基にしたフィクションです)
【司法取引】
司法取引とは、特定の経済犯罪や薬物犯罪等で、被疑者や被告人が裁判の中で共犯者の供述や証拠の提出といった協力をする代わりに、検察官から不起訴、刑事責任の減免を保証してもらう制度を言います。
昨年制定された制度で、外国で用いられている司法取引の制度を参考にしていると言われています。
司法取引の対象となる犯罪としては
・刑法犯(詐欺、背任等)
・財政経済関係犯罪(各種税法違反、談合、金融商品取引法違反等)
・薬物銃器等関係犯罪(覚せい剤取締法違反、銃刀法違反)
が司法取引の対象となります。
正式には、司法取引ではなく「合意」や「協議」と規定されていますが、一般的に司法取引と呼ばれています。
海外の映画やドラマで、犯罪組織のメンバーが組織の情報を捜査機関に提供する代わりに、刑事罰の軽減を受けるシーンが描かれていることがあります。
そのシーンは司法取引のシーンで、おおよそのイメージとしては想像できると思います。
次回は、日本版司法取引の特徴やメリット・デメリットを解説していきます。
千葉市稲毛区の刑事事件でお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
初回相談料:無料
千葉県千葉北警察署までの初回接見費用:37,500円
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所 千葉支部は、刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う弁護士事務所です。
刑事・少年事件を数多く扱ってきた実績を活かし、相談者様、依頼者様の不安を解消することに努めます。刑事・少年事件に精通した弁護士、職員が連携をとることで、迅速・綿密な弁護活動を提供します。
当事務所では初回無料法律相談サービスを実施しております。また、土日祝日、夜間でも法律相談・接見面会の受付が可能です。お困りの際には、ぜひご相談ください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部 弁護士紹介
強制わいせつ事件の私選弁護人
~事件~
千葉市花見川区在住のAさんは、千葉県内の大学に通う学生です。
Aさんは、大学内の運動系のサークルに所属し、友人達と競技を楽しんでいました。
ある日、冬休みにサークル全員で合宿に出かけ、現地で仲良くなったグループと行動を共にし、夜に食事を楽しむ等しました。
そのグループの中のVさんとAさんは仲良くなり、AさんはVさんを自室に連れ込み胸や下半身を触る等わいせつな行為をしました。
Vさんから拒否されたことでAさんはそれ以上の行為はしませんでしたが、合宿から1か月後にAさん宅に千葉西警察署の警察官が訪れ、Aさんは強制わいせつ罪で逮捕されることになりました。
Aさんの両親は刑事事件に強い弁護士に初回接見を依頼し、被害者Vさんとの示談交渉を進めるため私選弁護人として事件対応を依頼しました。
(実話を基にしたフィクションです)
【私選弁護人】
刑事事件を担当する弁護士には私選弁護人と国選弁護人の2種類の選任方法が存在します。
弁護士ということに変わりはありませんが、弁護士を選任する過程等に違いがあります。
私選弁護人は、被疑者・被告人あるいはその家族や友人からの依頼で事件を担当する弁護士で、刑事事件が発生した直後や事件の途中でも選任することができます。
一方、国選弁護人は、勾留決定がなされた場合や起訴され場合に、自費で弁護士を雇うことができない人のために国が選任した弁護士です。
また、当番弁護士という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、これは各弁護士会のボランティアで、初回接見を行ってもらうことができます。
ただし、当番弁護士に事件の対応を依頼する場合には私選弁護人として選任することになります。
【強制わいせつの私選弁護人】
強制わいせつ事件の弁護活動としては、被害者との示談が効果的と言われています。
強制わいせつ罪は平成29年の刑法改正で告訴がなければ起訴されない親告罪から非親告罪となりました。
しかし、非親告罪となった今でも示談が成立することで、不起訴処分や事件化を防ぐことも可能になります。
私選弁護人の場合には、警察に介入する前に事件対応し示談をすることもできるため、早期に事件を解決したい場合には私選弁護人に依頼することが得策と言えます。
千葉市花見川区の強制わいせつ事件で弁護士をお探しの方、ご家族やご友人の私選弁護人をお探しの方は弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
初回相談料:無料
千葉県千葉西警察署までの初回接見費用:36,300円
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所 千葉支部は、刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う弁護士事務所です。
刑事・少年事件を数多く扱ってきた実績を活かし、相談者様、依頼者様の不安を解消することに努めます。刑事・少年事件に精通した弁護士、職員が連携をとることで、迅速・綿密な弁護活動を提供します。
当事務所では初回無料法律相談サービスを実施しております。また、土日祝日、夜間でも法律相談・接見面会の受付が可能です。お困りの際には、ぜひご相談ください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部 弁護士紹介
薬物事件で保釈
~事件~
千葉県我孫子市在住のAさんは、薬物の売人から覚せい剤を購入し使用しています。
何度も辞めようとしましたが辞めることができず、1年間覚せい剤を使用していました。
ある日、深夜買い物に出かけると警察官に職務質問され、覚せい剤を所持していることが判明し、最終的に逮捕されることになりました。
捜査機関から取り調べを受け、Aさんは覚せい剤取締法違反で正式に起訴されることになりました。
Aさんは、Aさんの弁護を担当している弁護士から保釈の説明を受け、保釈の手続きを弁護士に依頼しました。
(実話を基にしたフィクションです)
【保釈】
保釈とは、裁判所から指示された保釈保証金を納付し、一時的に身体拘束を解く制度です。
芸能人や大企業の役員が逮捕され、後に保釈されると大きなニュースになることがあります。
保釈には、3種類の保釈が存在し、被告人側から保釈の請求をするものを権利保釈といいます。
原則として、保釈請求権者から保釈の請求があった場合には、保釈の請求を認めなければなりません、(刑事訴訟法第89条)
例外としては
・死刑又は無期に該当する犯罪(殺人等)を犯した場合
・常習として懲役3年以上の懲役又は禁錮に該当する犯罪を犯した場合
・証拠を隠滅する(罪証隠滅)疑いがある場合
・氏名や住所が明らかでない場合
等です。
上記の規定にに該当する場合には、保釈が認められず、引き続き身体拘束が続くことになります。
【薬物事件の保釈】
薬物事件の場合、初犯の場合には比較的保釈が認められやすいと言われています。
ただし、初犯でも薬物を営利目的で販売していた(売人等)の場合等は、証拠隠滅の可能性があると判断され、保釈が認められないケースがあります。
事件毎に保釈の見込みが異なりますので、詳しくは薬物事件に強い弁護士に相談することをお勧めします。
千葉県我孫子市の刑事事件でお困りの方、ご家族やご友人が薬物事件を起こし保釈を検討されている方は弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
初回相談料:無料
千葉県我孫子警察署までの初回接見費用:弊所までお問合せ下さい
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所 千葉支部は、刑事事件・少年事件の当事者の弁護活動を専門に取り扱う弁護士事務所です。
刑事・少年事件を数多く扱ってきた実績を活かし、相談者様、依頼者様の不安を解消することに努めます。刑事・少年事件に精通した弁護士、職員が連携をとることで、迅速・綿密な弁護活動を提供します。
当事務所では初回無料法律相談サービスを実施しております。また、土日祝日、夜間でも法律相談・接見面会の受付が可能です。お困りの際には、ぜひご相談ください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所千葉支部 弁護士紹介
