【木更津市の介護殺人事件】 刑事事件に強い弁護士が事件対応

~事件~
千葉県木更津市在住のAさんは、Aさんの母のVさん(80歳)と同居していました。
Aさんは、5年前からVさんが認知症で寝たきりになったことから、その間1人で介護をしていました。
認知症でVさんとコミュニケーションを取ることが難しく、またVさんが深夜に近隣を徘徊することから、Aさんは精神的に疲弊していました。
介護費用が嵩み、経済的にも困窮してきたことから、AさんはVさんを殺害することを計画し、実行しました。
その後、Aさんは殺人罪で逮捕され、第一審で懲役3年の実刑判決が言い渡されました。
(実話を基にしたフィクションです)

 

増加する介護殺人


高齢化社会に伴い、両親や親族の介護をする人が増加し、その中で介護疲れから殺人に至ることが増えていると言われています。
厚生労働省の統計では、平成25年から平成27年にかけて介護殺人が247件報告されており、現在も増加傾向にあると言われています。
いつまで介護生活が続くか分からず、精神的に疲弊しうつ状況に陥ってしまい犯行に及んでしまう人や、被害者が介護されている状況に耐え兼ね、殺してくれと頼み最終的に殺害してしまう人等、人によって状況は様々です。

 

介護殺人の弁護活動


介護殺人の場合は、通常の殺人事件と比較すると、量刑の幅が広くなっています。
懲役刑でも、下限の法定刑である5年や、場合によっては執行猶予判決が下されることもあり、犯行の態様や介護の状況によって判断が異なってきます。
量刑の判断ポイントとしては、
・介護に関わっていた年数や人数、他の家族からの支援状況
・介護サービスや行政機関に相談し、介護の状況を改善しようとしていたかどうか
・経済的な事情(介護費用により困窮していったかどうか)
・精神状態(経済的事情や介護の負担などにより判断されます)
等が挙げられ、これらの要素を総合的に判断して量刑が決まります。
実際に、弁護士の弁護活動でもこれらの点を主張し、酌量減軽などを得て刑事罰軽減を図る活動となる場合が多いです。
また、殺人罪ではなく嘱託殺人罪(被害者から頼まれて殺害に及ぶ)の場合には、被害者から頼まれて殺したことの裏付けとして、被害者が自らの殺害を頼むようなやむを得ない状況であったことを主張することになります。
いずれの場合にも、事件当時の状況や犯行に至った経緯を弁護士に説明した上で、事件の対応を依頼することをお勧めします。

千葉県木更津市の刑事事件でお困りの方、親族が介護殺人で逮捕された方は弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
初回相談料:無料
千葉県木更津警察署までの初回接見費用:40,200円

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