少年がスリで逮捕

~事件~
千葉県袖ケ浦市在住の少年A君は、千葉県内の高校に通っています。
A君は、周りの友人とネットゲームを楽しんでいましたが、次第に友人達がゲームに課金しゲームを有利に進めるアイテムを入手し、A君は友人達に追いつきたいと考えていました。
自身のお小遣いでは課金ができないと考えたA君は、通学途中の電車内でスリを行うようになりました。
主に、女性が肩から掛けてるトートバックを狙い、中から財布を盗み、その中の現金でゲームに課金していました。
ある日、同じ手口でスリを行おうとすると、犯行を警戒していた木更津警察署の捜査員に目撃され窃盗罪で事情聴取をされることになりました。
その後、A君の両親がA君の身元引受人となり釈放されましたが、A君の両親は余罪があることを知り今後の対応を弁護士に相談しました。
(実話を基にしたフィクションです)

【スリ事件】


スリとは、相手の衣服や鞄から気づかれないように金品を盗む行為です。
人込みを利用した犯罪で、混雑している公共交通機関や繁華街、年末年始の神社で行われることが多く、一年で最も被害が多いと言われるのが初詣と言われています。
また、近年訪日観光客が急激に増加し、浅草や京都等の観光地が混雑していることからスリが増加していると言われています。
スリは、一般人が容易に犯行に及ぶことができる犯罪で、目先のお金欲しさに犯行に及ぶことが多く、成人だけではく少年も犯行を行うことがあります。

【少年の在宅事件】


少年の在宅事件の場合の流れとしては
①警察が捜査を行い、検察に送致するかどうかを判断する
②送致された場合、その後事件は家庭裁判所に送られる
③家庭裁判所の職員が調査を行い、裁判官が不処分保護処分保護観察少年院送致)の最終判断を行う
になります。
身柄が拘束されている事件と異なり、法律上の期間の制限は無く、長ければ事件発生から最終処分まで半年~1年かかる事件もあります。
理由としては、上記A君のように被害者が多数いるような場合には被害品の特定に時間がかかることや、管轄の家庭裁判所の地域外で事件を起こした場合に事件をまとめるために時間がかかること等が挙げられます。
万が一、捜査機関や家庭裁判所の調査が長期化し、調査期間中に20歳となった場合に通常の刑事事件として扱われ、不起訴処分以上の刑事罰罰金や執行猶予)が科せられると前科が付くことになります。
前科がつくと、公務員国家試験を受験する際の欠格事由となる可能性があり、将来不利益を受ける可能性も少なくありません。
いずれの場合にも、早期の段階で弁護士に相談し事件対応を依頼することをお勧めします。

千葉県袖ケ浦市の少年事件で弁護士をお探しの方、子供がスリで逮捕された方は弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
初回相談料:無料
千葉県木更津警察署までの初回接見費用:40,200円

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