~事件~
千葉県船橋市在住のAさんは、インターネット上に動画配信することで生計を立てていました。
ある日、Aさんが深夜に動画を生配信していたところ、そのまま寝てしまい具合が悪そうだと感じた視聴者が119番通報しました。
その後、Aさんは、自宅に駆け付けた救急隊に対し、「体調は悪くない、公務員は税金の無駄使い」等の暴言を吐き、救急隊はその場を去りました。
ところが、Aさんは再び119番通報を行い、駆け付けた救急隊に「なんでまた来たの、税金を無駄使いしてるのだから土下座しろ」等の暴言を吐いたことで、救急隊は船橋警察署に通報しました。
駆け付けた警察官が状況を確認し、Aさんは逮捕されることになり、その後以前にも同様の業務妨害を10回以上行っていたことから、裁判が開かれることになりました。
(実話を基にしたフィクションです)
偽計業務妨害事件
偽計業務妨害とは、人を欺罔したり、相手の不知や錯誤を利用することにより、人の業務を妨害する犯罪です。
刑事事件の中では比較的軽い犯罪であることから、以前はそれほど注目されませんでした。
ところが、インターネットが普及し誰でも気軽に画像を投稿できるようになったことから、世間で認知される犯罪となりました。
今年注目された事件としては、警察官に道を尋ねていた際に覚せい剤に見える白い粉の入った袋をわざと落とし、警察の業務を妨害した事件がありました。
偽計業務妨害は、起訴され有罪判決を受けると「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」が科せられます。(刑法233条)
初犯や被害者と示談が成立している場合には、不起訴処分や罰金刑となることが多いと言われています。
一方で、この犯罪の前科・前歴がある人や悪質な犯行の場合は、正式に起訴され裁判が開かれる可能性も十分考えられます。
偽計業務妨害の裁判
偽計業務妨害により裁判となった場合には犯行に至った経緯、反省や再犯防止の取り組みを裁判で主張し、刑罰軽減を図る弁護活動が考えられます。
千葉県船橋市の刑事事件でお困りの方、ご家族やご友人が偽計業務妨害で裁判となった方は弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
刑事事件の対応経験が豊富な弁護士が、偽計業務妨害の裁判に対応致しますので、お気軽にご相談ください。
初回相談料:無料
千葉県船橋警察署までの初回接見費用:36,300円